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【男子バレーW杯 VSアメリカ】「サブメンバーなんて1人もいない!」パリを見据えたメンバーで世界No.2に躍動♪

 

10月8日、バレーボールのパリオリンピック予選であるW杯男子大会最終日。前日のスロベニア戦で見事ストレート勝利を果たし、パリオリンピックの出場権を手にした男子日本代表の龍神NIPPONは、最終戦に世界ランク2位のアメリカと激突しチームの現在地を確認しました。

 

 

 

今大会スタート直後の様子をご覧になった方々からは、『歴代最強』と評されていただけに不安の声が続々と寄せられていましたが、3戦目からは一転。特にスロベニア戦での、追いかける展開でも自分たちのバレーを貫く強い龍神NIPPONに、歓喜の声が寄せられていました。

 

このスロベニア戦での見事なストレート勝利により、3つのプールにそれぞれ与えられている来年のパリオリンピックへの出場権2枚ずつを手にした日本。最終戦となるアメリカ戦は、そのオリンピックでメダル獲得に向け、現時点でどこまで戦えるか測るための一戦に…。

 

そんな期待を一身に背負った日本は、大事な第1セットからパリでのメダル獲得を視野に、スタメンを大きく変更。エバデダン選手のブロックや宮浦選手のアタックで先行するも中盤追いつかれると、終盤に主力メンバーを投入しますが追いつけず、19-25でこのセットを落とします。

 

第2セットもスタメンを変えない日本ですが、層の厚さからメンバーを変え、得点力をあげてきたアメリカ。日本は宮浦選手の多彩な攻撃で得点を重ねると、粘り強く耐えしのび中盤に逆転に成功。終盤には局面と見たブラン監督が石川選手らを投入し、25-22でセットを奪取。

 

1-1の振り出しとした第3セットは、アメリカに先制されるも、すぐに宮浦選手がブロックで応戦。日本は、富田選手の覚醒したかのような多彩な攻撃やブロックなどで勢いに乗ると、動揺したアメリカに、髙橋藍選手のフェイクセットでも翻弄し、25-20で日本が連取します。

 

勝負を決めたい第4セット。宮浦選手の得点で先制した日本ですが、アメリカの中央からのスパイクを止めることができず追いかける展開に…。それでも日本はスパイクやサービスエースなどで流れを引き寄せ最後まで追いかけましたが23-25と落とし、勝負は最終第5セットに…。

 

日本は今大会3試合目となるフルセットとなりましたが、大きな違いはチームの雰囲気。アメリカの高いブロックもものともせず、怒涛の猛攻にも粘り強く耐え攻撃の機会を逃さなかった日本は、文字通り全員バレーを展開。しかし、あと一歩及ばず12-15で敗れていました。

 

 

しかし、この最終戦に相応しい素晴らしい試合をご覧になったファンの方々からは、

 

アメリカ相手にフルセット!

大きな感動をありがとう♪」

 

などの称賛の声に加え、

 

「この1ヶ月がずっと楽しかった…!

終わってしまうのが寂しい!」

 

などの悲しみの声も寄せられていました。

 

なお、今大会の閉幕に合わせこのチームは一旦解散となり、選手たちはそれぞれのクラブに戻りさらなるパワーアップに励みます。そして、2024年のパリでの躍動に向け、準備を進めてくれることでしょう。

 

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