10日後の日本時間3月18日から公式練習がスタートする、世界フィギュアスケート選手権2024。今シーズン最終にして最大の大会を前に、カナダでトレーニングに励むりくりゅうは、なんとFSを2シーズン前の「Woman」に戻すという驚きの決断をしたようです。
昨シーズンの華々しい快進撃から一転、木原選手の腰のケガによる欠場が相次ぎ、なかなか2人らしい演技と笑顔が見れないでいた今シーズン。それでも、北京冬季オリンピックから4年後、8年後…を目標に、表現や技の工夫、そしてこれまでと異なるジャンルの曲に挑戦。
GPシリーズ2戦や全日本選手権は欠場となっていましたが、今年2月の四大陸選手権では、万全の状態でないにもかかわらず銀メダルを獲得するなど、その実力の高さは折り紙付き。続くチャレンジカップはエントリーするも直前で欠場となっていましたが、JSFから…「世界選手権に向けての練習を重視するためです」との説明があると、これを知ったファンの方々は安心。カナダ・モントリオールで開催される世界選手権に向けて、2人やチームでじっくりと作り上げられた演技を、今か今かと楽しみにされているようでした。
そんな中、りくりゅうはスケートオークビルで大会のシミュレーションを実施。そこには2シーズン前のFS「Woman」の衣装を身につけ演技する2人の姿があり、これを知ったファンの方々は驚愕…。大会のバイオグラフィーを見ても、FSはWomanに変更されています。
http://www.isuresults.com/bios/isufs00108196.htm
(↑世界選手権のりくりゅうのバイオ)
今シーズン2人が演じてきたFSの「Une chance qu'on s'a」は、世界選手権が開催されるカナダの歌姫・セリーヌ・ディオンさんが歌うものとなっており、今回の世界選手権に向けて2人やコーチらが選んだものとなっていましたが、何かしらの理由があるのでしょう…。
今シーズンの2人は、初戦のオータムクラシックのSPにおいて、ベートーベンの「月光」に「I Put A Spell On You」を合わせたプログラムを演じていましたが、演技後すぐに「滑る中で2人のタイプに合わない…」と語り、現在のプログラムに変更していました。
Clearly disappointed, Miura/Kihara said they were "lacking training" coming into #ACI23. There are no injury issues, and they don't want to use their busy show schedule as an excuse. They decided *before* this competition that they will get a new SP after this event. pic.twitter.com/eRiq2PDzfR
— A Divine Sport (@ClaireCloutier) 2023年9月14日
その際も、
「今シーズンは試行錯誤のシーズン!」
「実際にやってみなければわからないこともあるだろうから、これはこれで大きな収穫だ!」
などの温かい声がファンの方々から寄せられていましたが、今回の世界選手権という最終戦にきてのFSプログラム変更に…
「龍一くんのケガからの復帰ということで滑り込んでるWomanにしたんだろうか…?」
などといった驚きと心配の声とともに、
「りくりゅうのWoman変更にはほんとにびっくり!
変更理由はさておき、またこのプログラムが見られることが嬉しい♪」
との喜びの声も…。
変更理由については、今後2人の口から語られ明らかとなるでしょうが、北京冬季オリンピックで世界を魅了した2人の演技が、時を経てどのような演技となるのか注目が集まっているようです。