U-20女子アジアカップのグループステージで2勝し、U-20女子W杯の出場権を手にしたヤングなでしここと、U-20女子日本代表。2戦目の中国戦を振り返った狩野倫久監督のコメントをAFCが投稿すると、その戦略的な発言に称賛の声が寄せられています。
圧勝した初戦・ベトナム戦とは対照的に、2戦目の中国戦は相手の傾向と対策を行ない勝ち切った日本。このグループステージ2連勝を飾った日本は、続くノックアウトステージ進出を決め、U-20女子W杯の出場権も手に入れると、サポーターの方々から歓喜の声が…。
🏆AFC U20女子 #アジアカップ ウズベキスタン2024
— #アジアカップ2023 公式 (@afcasiancup_jp) 2024年3月7日
🔥グループB・第2節 #CHNvJPN
📋試合結果
🇨🇳#中国 0-2 #日本🇯🇵
🎥試合ハイライト#U20WACpic.twitter.com/fjtcQEmd42
この試合の翌日、AFCは「狩野監督が語る『日本勝利の鍵は後半の反発力』」と題した記事を投稿。この中には、鋭いカウンターからの土方麻椰選手の先制点や、試合終了間際の天野紗選手の直接FKなど、日本が手強い中国相手に2-0で勝利したハイライトも記載。
特に狩野監督の戦術などに対するコメントが多く記載されており、
「W杯予選という意味を考えれば、今回も難しいゲーム展開となることは予想していた。
そこで、選手たちには『後半に積極的に攻撃を仕掛け追加点を狙う』ことを徹底させ、組織的にゲームを展開した。
勝ちにこだわる中国が終盤に攻撃を強化してくることは想定済みだったので、前半からしっかりと守備を固め、終始警戒を怠らないことが非常に重要だった…」
と語った通り、中国は後半攻勢に転じましたが、それを読んでいた日本が逆に追加点を奪ったことを称賛。
対して、中国代表監督は「後半から戦術を変更しFWの選手を起用したが、最終的にゴールネットを揺らすことはできなかった。選手たちのファイティングスピリットには満足しているが、技術面ではまだまだ日本と差があった…」と悔しさを口にしていたそうです。
これを知ったサポーターの方々からは
「確かに後半危ない場面もあったが、あれは想定内のことだったのか…」
「中国相手で難しかったと思うが、さすが未来のなでしこジャパンだ!
勝負ドコロを見極めていたな♪」
などといった声が寄せられていました。
なお、日本がこのグループステージ最終戦で戦う北朝鮮代表は、初戦の中国と1-1のドロー、続くベトナムとは6-0で勝利している状況。AFCの北朝鮮に関する記事では、
「ベトナム相手に30本以上シュートを放っていながら、日本より多くの得点を奪えなかった…。
すでにノックアウトステージ進出を決めている日本と対戦する前に、選手たちを休ませる作戦だったが、それが裏目に出て得失点差を広げることができなかった…」
と続く日本戦を前に、日本以上の大量得点ができなかったことを後悔しているようでした。
しかし北朝鮮は、それだけ日本との直接対決には意気込んでいるようで、今大会3連覇中の日本は、サポーターの方々からの4連覇の期待もあるだけに、どちらも負けられない熱い戦いとなりそうです。