昨年の女子W杯でも開幕戦を担当し、本格導入されていたVARを使いこなしたことでも世界的に話題となっていた山下良美さん、坊薗真琴さん、手代木直美さんの3人の日本人審判団が、4月3日、FIFAサイトやSNSによりパリ五輪を担当することが発表され話題となっています。
日本時間3日夜に、FIFA公式SNSにて「審判員21名、副審42名、ビデオマッチ関係者20名、サポートレフェリー6名!今年のフランスオリンピックサッカー競技の試合役員に選ばれた皆様、おめでとうございます!」との報告があると、公式サイトに一覧が掲載。
21 referees
— FIFA (@FIFAcom) 2024年4月3日
42 assistant referees
20 video match officials
6 support referees
Congratulations to all the match officials who have been selected for this year's Olympic Football Tournaments in France! 👏
そこには、7月24日からスタートする男子、そして25日からスタートする女子のサッカー競技に備え、45カ国から89人のマッチオフィシャルが選出され、考えられる可能な限り最高のサポートを提供してくれることを語り、日本から山下主審ら3人を含むリストも添付。
この3人は、2019年と2023年の女子W杯でも開幕戦や重要なゲームでレフェリーに当たった他、昨年にはJ1史上初の女性審判団としても躍動。また五輪については、東京大会に続く2大会連続の選出となっており、FIFAから絶大な信頼がおかれていることがわかります。
特に昨夏の女子W杯では、開催国・ニュージーランド対ノルウェー戦の注目集まる開幕戦で登場すると、本格導入されたVARを使用する場面があり、山下主審がヘッドセットマイクを通じ、力強く場内に宣言したことが大きな話題となっており、海外も3人に注目が…。
このナイスジャッジぶりに、海外メディアの「SPORTING NEWS」は山下主審ら3人のこれまでの功績を絶賛した上で「VARを使用した最初のレフェリーとして歴史に名を刻んだ!」と大々的に紹介し、その後の強豪チーム同士のビッグマッチを見事に裁いたことも称賛。
またなでしこジャパンなど、サッカー日本代表の試合ではよく見る光景となっている、試合後のロッカーの整頓やホワイトボードなどへの感謝メッセージについても、山下主審らが使用したロッカールームに残されており、これをFIFAが大絶賛していました。
❤️ARIGATOU❤️
— FIFAワールドカップ 🏆 (@FIFAWorldCup_JP) 2023年7月27日
日本のマッチオフィシャルである山下良美(以下、敬称略)、坊薗真琴、手代木直美、そして韓国のキム・ユジョンが、試合後のウェリントン・スタジアムの更衣室に感謝のメッセージを残してくれました
リスペクトあるのみです 👏 pic.twitter.com/82jEDjMevP
これを知った世界中の方々からも、
「強豪国同士で注目が高い試合の主審等を日本人が務めきったことは素晴らしい!
それに加えこの感謝の言葉は最高すぎる!」
「一気に彼女たちのファンになったよ♪」
などといった称賛の声が続々と寄せられていました。
この3人のナイスジャッジぶりに加え、日本人らしい素敵な品格をみせてくれた日本人審判団には、世界中の方々から「ぜひまたその姿が見たい!」とのおねだりの声が寄せられており、今回パリ五輪でも、きっと審判団のお手本として採用されたのでしょう。
今回の起用を知ったサポーターの方々からは、「選手だけでなく日本人の審判員が世界で活躍することはとても喜ばしい事だ!」などといった喜びの声が寄せられており、期待が高まっていました。