バレーボール女子日本代表の古賀紗理那選手が、パリ五輪後の引退を発表した7月9日。男子代表はパリ五輪に向けた最後の国内合宿をスタートさせると、ひと足先に国内合宿を終えた女子代表はフランスでの事前合宿に向け渡航予定など、慌ただしい動きとなっています。
パリ五輪に向け最後の国内合宿中の古賀選手は9日、自身のSNSに手書きのパリ五輪後の現役引退表明を投稿すると、五輪公式アカウントやVolleyball Worldなど国内外から多くの反響が寄せられ「残念だけどサリナが決めたことを応援するよ！」との優しい声で溢れていました。
この前日には、都内でJVA主催の壮行会が開催されており、古賀選手は女子のキャプテンとして「VNLではたくさんの方の声援のおかげでパリ五輪の出場権を獲得できた！パリでは予選からタフな試合が続くがチーム一丸で戦ってくる！」と力強く語り、声援を求めると…
石川真佑選手も「今まで一緒に戦ってきたメンバーやサポートしてくださる方へ感謝の気持ちを忘れず、今までやってきたことに自信をもって目標を達成して帰ってきたい！」と語り、和田由紀子選手の「みんな頑張るぞー！おーっ！」の掛け声で士気を高めていました。
一方、男子キャプテンの石川祐希選手も「パリ五輪はメダルを獲るために行くので、メダルを絶対に持って帰ってきます！」と力強くメダル獲得を宣言。しかし、弱点であるコイントスについては「VNLファイナルラウンドで1勝もしてないので予選は正直全敗でもいいかな。祈るしかないが、最悪全敗の方が面白いかなと思っているので…コイントスは運なので願うだけ」と会場を笑顔にさせるほどリラックスし、歴代最強とも呼び声の高い西田有志選手や髙橋藍選手らとともに会場を沸かせながらも、パリでの勝利を約束してくれていました。
そんな男女ともに、パリでのメダルが期待されているパレーボール日本代表の選手たちですが、女子はVNLの決勝から数日後の6月下旬から7月10日まで、パリ五輪前最後の国内合宿を行なっており、休む間もなく五輪開催国フランスへ渡航し合宿を行なう予定に…。
そんな女子と交代するかのように、男子も9日から国内合宿がスタート。13日までと期間は短いのですが、VNLのファイナルラウンドまでで選手たちの連携も順調に高められており、最終確認と体調の調整が主なメニューとなっていることでしょう。
この後、男子はフランスではなくVNLのファイナルラウンドが行なわれていたポーランドに渡航し、そこで1週間ほどの直前合宿を行なった後女子同様パリに移動し、開会式翌日からの競技スタートに向け、準備を進める予定となっています。
そんな慌ただしい中でも、余裕とメダル獲得を感じさせる日本代表の選手たちには
「日本男女は五輪史上歴代最強チームであることは間違いない！」
「メダル獲得に期待だ♪」
などの声が続々と寄せられています。
