7月10日にヴィアマテラス宮崎とのトレーニングマッチを行なった、サッカー女子日本代表・なでしこジャパン。この試合でも活躍していた選手たちを、FIFAが「パリ五輪で活躍が期待される選手」として予言しており、パリ五輪の舞台での活躍にも期待を寄せています。
8日からスタートしていた、なでしこジャパンの国内トレーニングキャンプ。連日の猛暑の中、選手たちが順調に調整をしており、10日にはヴィアマテラス宮崎との30分3本という形でのトレーニングマッチが行なわれ、別メニューで調整中の谷川萌々子選手以外が出場。
1本目は相手の様子を窺いながらも、清家貴子選手の折り返しに林穂之香選手が合わせ1-0とすると、メンバーを変え挑んだ2本目は、浜野まいか選手や藤野あおば選手、そして田中美南選手のFW陣が仕事をし3-0、3本目も藤野選手が得点をあげ1-0と勝利したなでしこ。
結果は0-5と得点とれずでしたが、なでしこジャパンと対戦できるという最高の環境で試合ができたことは大変ありがたく、チームとして大きな経験となりました！
— ヴィアマテラス宮崎【公式】 (@viamaterras2020) 2024年7月10日
パリ五輪での活躍を宮崎から応援しています📣🇯🇵
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そんななでしこジャパンを、『五輪優勝候補の一角』と評するFIFAが「今夏の五輪で活躍が期待される過去のU-20W杯およびU-17W杯で活躍した日本人女子選手」とのタイトルで、厳しいアジア予選を勝ち抜いてきた日本から、これまで世界を魅了してきた5選手を選出。
https://www.fifa.com/ja/news/articles/u-20w-u-17w
1人目は、今回のトレーニングマッチでも存在感をアピールした藤野選手。2021年にデビューした藤野選手は、早速翌年のU-20女子W杯のメンバーに選出され、チームの準優勝に貢献し、プロデビューからわずか2年足らずで、すでにA代表チームの主軸に…。
昨年の女子W杯グループステージ第2戦コスタリカ戦では、日本史上最年少ゴールを記録したことを称賛した上で、「なでしこジャパンの攻撃を先導する役割が求められる若きアタッカーは、この大会で自分の真価を証明できるか？」と更なる進化を期待しているようです。
続いて2人目は、藤野選手と同じくU-20女子W杯で4得点1アシストと存在感を存分にアピールし、ピッチ外では屈託のないキャラクターでありながら、いざゲームとなると圧倒的スピードを武器に相手を置き去りにするプレーで、世界中の方々を熱狂させた浜野選手。
その高いクオリティのプレーが評価され、この大会でゴールデンボールとシルバーブールを獲得した浜野選手には「昨年の女子W杯ではケガの影響でポテンシャルを活かし切ることはできなかったが、フランスで再び観衆の心を掴むプレーが期待される！」と復活に期待。
そして3人目は、期待の若手・谷川選手。2022年にインドで開催されたU-17女子W杯で、その並外れた存在感を世界に向け見せつけると、スペインとの準々決勝では敗れはしたものの、目の覚めるようなロングシュートも含め、大会4ゴールと大暴れとなっていました。
今回のパリ五輪のグループステージにおいても、2年前に敗れたスペインと闘うチャンスが巡ってくることから「シニアの大舞台でチャンピオンを相手に雪辱を果たすことができるか注目だ！」と現在別メニューで調整中の谷川選手のリベンジ＆復活に期待を寄せていました。
そして4人目は、昨年の女子W杯の目が覚めるようなカウンターの数々で、栄誉あるゴールデンブーツを獲得した宮澤ひなた選手。この記事では、「まだ6年前の時点ではその『天性の得点能力』は十分に発揮されていなかった…」としながらも、その活躍を称賛。
「U-20W杯決勝のスペイン戦では、3-1の勝利に貢献する貴重な先制ゴールをエリア外から決め、その予兆は感じさせていた！」として、宮澤選手の右足から生まれた日本の先制点によりチームは勢いづき、初めてU-20世代の頂点に立ったことを絶賛していました。
そして忘れてはならない5人目は、FIFAが『日本の中盤のキーマン』と評する長谷川唯選手。2014年U-17女子W杯で、現在と変わらぬ卓越したテクニックとオフザボールの動きで、日本史上初となるU-17カテゴリー優勝という栄冠をもたらした長谷川選手は…
所属する名門・マンチェスターシティでさえも、「今のチームのプレースタイルに欠かせない選手」と言わせるサッカーインテリジェンスの高さを発揮。今大会においても長谷川選手中心を待望しており「長谷川がタクトを振り、ロンドン大会を超える」と期待していました。
もちろんパリ五輪に向け、この他にも今の強いなでしこジャパンを支え、牽引する選手たちは多く選出されているのですが、その中でも特にFIFAはこの5選手を推しているようです。
皆さんの推し選手はどなたでしょうか？
